精神科デイケア・ナイトケアは、プログラムを通して様々なことを体験し、多くの人と交わり、地域生活や社会生活をスムーズに過ごせるように、本来の自己能力を取り戻し、自信を身につけていく外来リハビリテーションの場です。
自分の生活をより良いものに近づけていくための場として、一人ひとりの希望や目的を大切にし、それを叶えるためにどうしたら良いかを、みなさんと一緒に考えております。
※こんな方におススメです
現在、こころの病気で通院治療中の方、退院したが家庭や地域での生活に不安のある方、将来は就労を目標としている方を対象としております。
○具体的には以下のような方が対象となります。
■生活のリズムを作りたい
■集団生活に慣れたい
■社会復帰の準備のため、自信をつけたい
■家事ができるようになりたい
■気軽に話のできる友達が欲しい
■自立した生活を送れるようになりたい
■就労後の夕方からの時間を上手く過ごせない
※ご利用とスケジュールについて
デイケア・ナイトケアには、医師、精神保健福祉士、作業療法士、臨床心理士、看護師など、様々な職種のスタッフが関わっております。プログラム活動を行うだけでなく、ご家族との関係、交友関係など生活上の悩みや就労についてなど、デイケアスタッフにご相談いただければ、専門的なアドバイスを受けることも可能です。
また、ご家族からのご相談にも応じております。
■デイケア
当院では月~金曜日の9:30~15:30にデイケアを行っています。
■ショートケア
当院では月~金曜日の午前(9:30~12:30)、午後(12:30~15:30)および土曜日の午前(9:00~12:00)にショートケアを行っています。
■ナイトケア
当院では月曜日の16:00~20:00にナイトケアを行っています。
一人ひとりの目的にあったプログラムや、曜日を決めて通所いただけます。
もちろん、毎日通所していただくことも大歓迎です。
※参加・見学を希望される方へ
精神科デイケア・ナイトケアに参加をご希望される方は、まず主治医にご相談ください。
院外で活動をしている場合がございますので、見学を希望される方は事前に電話にて日時をご確認ください。
精神科作業療法について
こころや身体の健康が損なわれると、これまでの生活が上手く送れなくなる場合があり、健康そのものの回復と併せて、日常生活を取り戻すための取り組みも必要となります。
作業療法は、その方らしい日常生活・社会生活の回復を目標に、必要な「作業」を取り入れて行う治療です。病気の回復に合わせて、様々な「作業」をご紹介し、ともに作業療法を行っております。(詳しくはこちら)
入院・外来通院で作業療法のご利用は出来ますが、主治医の処方が必要です。ご利用をご希望の方はご相談ください。
認知症リハビリテーションについて
認知症という困難な状況の中で、よりその方らしく暮らせるように、入院早期より個別で関わり、病前の生活や趣味などをお聞きして、今できること・興味があることを探して、個々に応じたリハビリテーションを行っていきます。
また、個々に問題点の解決に向けて多職種で連携し、認知症リハビリテーションを実施していきます。
疾患別リハビリテーションについて
精神と身体は切り離して考えることはできません。
精神科の治療を行っている方の中には、身体面の問題や、不調を抱えた方も大勢いらっしゃいます。
身体面の問題に対してリハビリテーションを実施していきます。